高度高所作業技術訓練 Technical Work at Height - Training Program (TWAH-T)

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高度高所作業技術訓練
Technical Work at Height - Training Program (TWAH-T)™

危険な高所作業を、安全な高所作業に

高所作業の危険と現状

高所での作業を含む業務において、作業設備・作業環境、そして作業内容の安全を図るため、安全教育やリスクアセスメントの導入で安全に関する取り組みというものが重要視されています。
作業前の危険予知を徹底し、作業員の意識を高め作業に従事し、毎日無事帰宅できる喜びは何事にも変えられません。
でも、もし死亡災害が発生してしまった場合、その被害は甚大です。
様々な現場で「安全管理」「安全教育」を徹底されていると思いますが、それでも墜落災害がなくならないのは非常に悲しいことです。
なぜ墜落災害がなくならないのか、当社ではそこに「作業員が災害を招く要因となった行動」をとらざるを得ない理由・必然性が存在したと考えます。
簡単に片付ければ、作業員の「ヒューマンエラー」として片付いてしまいますが本当にそれだけなのでしょうか。
そこにこそ、もっと取り組むべき「何か」があるように思われます。
当社では 「衛星通信」「移動体通信」「携帯電話基地局」といった多くの高所作業を経験する中で、「作業者が、もっと安全に作業ができないか」をテーマに安全な高所作業を模索してまいりました。
建設現場の死亡災害の約4割、休業災害の約3割が墜落による事故であると言われる昨今、日本国内において高所作業者に関しての「資格・教育」は2015年現在、ようやく芽生え始めたところです。
それに対し、欧州や米国では高所作業のスキルが明確にライセンス化され、高所作業に従事する際、緊急時に容易で速やかな退避及び救助計画を考慮しなくてはならないと謳っています。 ( 参考:イギリス安全衛生庁HSE:高所作業規則 2005 )

Rescue技術の応用による安全を確保した作業スキルをご提供する訓練プログラム

当社では欧米から多くの資機材を取り寄せ、強度、仕様、用途を研究する中、それらの多くの取り扱いには様々な利用に関する規制(利用の前にトレーニング受講を必要としたり、技術・装備に精通した者のみの利用可能であるといった制限)が伴うものが殆どでした。
そして何よりも問題なのがそれらスキルを習得するための場所が日本国内に少ないということです。
そこで当社では Rescue技術や資機材の検証と取り扱い技術を習得し、さらには救急救命技術を取り入れ、より安全な「高度高所作業技術」を体系化。当社の作業現場での実践はもとより、それらを当社トレーニングセンターで習得頂ける訓練プログラムをご提供いたします。

高度高所作業技術訓練
Technical Work at Height - Training Program (TWAH-T)™

TWAH-T講習風景
アメリカ合衆国の OSHA (アメリカ労働省の労働安全衛生局) の一般市民レスキュアー基準の規定にされている条項や、イギリス安全衛生庁HSE高所作業規則2005等が示すものを核とし、レスキュー技術の根本となるロープワーク/アクセス技術や、各資機材の検証、クライミング技術と確保技術を現場に即活用できるものとして熟成。
日本国内の法律・現場における最も有効な使用方法を、「高度高所作業技術訓練 Technical Work at Height - Training Program (TWAH-T)™」として体系化を行いました。(以下、TWAH-Tと略称表記)
スポーツクライミングとは別次元であり、且つ、高度に安全が確保された高所作業技術です。
ビル・電柱・鉄塔など、様々な現場作業に即したプログラムで、安全で実用的な技術を学習いただけます。
高度高所作業技術訓練は、以下に示す4つを基軸として構成され、現場に活用できる安全対策と作業技術をご提供します。

1.高所作業の哲学・原則を学習し、安全確保の本質を理解する

高所作業を行う上での哲学・原則、安全を確保する為の「レストレイン」・「ワークポジショニング」・「フォールアレスト」などの基礎から学習します。また高所作業をする上での資機材の利用方法や注意点を学び、現場に即した安全確保・活用ができるためのスキルを習得します。

2.高所作業の技術の根幹、ロープワークやアンカーポイント、柱状・塔上作業技術や救助技術、倍力システムなどを習得

安全確保の第1歩である、作業者を支える支点アンカーポイントの設置を理解し、それを元にロープワークや倍力システム、柱上・塔上などでの作業技術を学び、作業者が被災した場合などの救助技術など、高所作業技術の基本となるスキルを習得します。

3.技術を高めるための反復練習

講習に参加された方全員に実技練習を時間のある限り行っていただきます。ロープワークシステムの構築も担当箇所を入れ替わりながら様々な視点で構築練習を行います。また、講習後の反復練習は大切なものである為、講習後のワークショップの開催などでサポートしています。

4.もし被災してしまった場合の応急手当

怪我や心肺停止に陥った場合の心肺蘇生法、AEDの利用方法など、民間人が行える一次救命法(BLSとCPR)と応急手当ての技術を学んでいただきます。誰もが誰かを救える体制こそが必要です。

講習プログラム

TWAH-T First Responder (FR)
所要時間:1日 / 1クラス最大:12人 / 開講可能人数:4人〜
対象:満18歳以上65歳以下の心身ともに健康な方
First Responder
トレーニングの概要
本コースは、高所作業未経験者や初心者向けに、フルボディーハーネスを初めとする(個人用保護具-PPE)を使った自己の安全確保技術を1日で学べる初心者向けコースです。
従来の日本において行われる「安全帯・胴綱(ランヤード)」による高所作業の方法から、欧米で広く行われている高所作業の方法へ移行、もしくは初期導入検討の為には有益なプログラムです。
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TWAH-T Core Technic (CT)
所要時間:4日 / 1クラス最大:12人 / 開講可能人数:4人〜
対象:満18歳以上65歳以下の心身ともに健康な方
Core Technic
トレーニングの概要
本コースは、高所作業未経験者や初心者、又は経験者及び業務上における作業責任者・管理者向けのフルボディーハーネスを初めとする(個人用保護具-PPE)の使用と、ロープワークを活用した自己安全確保や資材吊り上げなどのシステム構築を4日で学べるTWAH-Tにおけるスタンダードコースです
従来の日本において行われる「安全帯・胴綱(ランヤード)」による高所作業の方法から、欧米で広く行われている高所作業の方法へ移行、安全の為の高所作業学、法令、ロープワークやそれらを活用した業務展開、事故被災時の救助スキルから、ケガのどの応急救護措置スキルなどの習得に有益なプログラムです。
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TWAH-T Workshop (WS)
所要時間:1日単位 / 1クラス最大:12人 / 開講可能人数:4人〜
対象:満18歳以上65歳以下の心身ともに健康な方
Work Shop
トレーニングの概要
この「TWAH-T Workshop」は、高所作業経験を持つ経験者及び業務上における管理者向けのお客様の習得したいスキルを中心にお客様の希望するスケジュール・構成にて提供するワークショップタイプのトレーニングプログラムです。
事前のヒアリングによりお客様の業務環境に近い環境を用意し、実践さながらの応用トレーニングとして人気のあるコースです。
また、すでに他の団体でロープワークスキルを習得された方が当社訓練施設を活用し、より深いスキル習得を行う事も可能です。

受講条件
ロープワーク・ロープアクセスや高所作業が全くの未経験者の場合、必要に応じて下記のコースを受講頂く事が必要になる場合があります。
Workshop の詳しい情報を見る
TWAH-T Sailors Rope Workshop (SWS)
所要時間:1日 / 1クラス最大:18人 / 開講可能人数:4人〜
対象:満18歳以上65歳以下の心身ともに健康な方
Sailors Rope Workshop
トレーニングの概要
この「TWAH-T Sailors Rope Workshop」は、ヨットマンに特化したロープワークスキルをご提供するもので、「ハリヤードが外れてマストトップ迄上がってしまった。」「ジブファーラーが絡まってしまった。」「波が高くなって落水の危険が高くなった。」「落水者(M.O.B)を船上に引き上げたい。」などなど船上で発生する困ったときの為のロープワークスキルを、ロープレスキューのエキスパートが監修したヨットマンの為の使えるロープスキルを習得いただけます。
Sailors Rope Workshop (SWS)の詳しい情報を見る
TWAH-T Knot Academy 1 (KN1)
所要時間:1日単位 / 1クラス最大:12人 / 開講可能人数:4人〜
対象:満18歳以上65歳以下の心身ともに健康な方
Knot Academy 1
トレーニングの概要
本コースでは、基本的なロープワークを習得します。理論・構造・用途を吟味したロープの結び方と複数の滑車を組み合わせた倍力システムを学べるコースです。
Knot Academy 1の詳しい情報を見る
TWAH-T Knot Academy 2 (KN2)
所要時間:1日単位 / 1クラス最大:12人 / 開講可能人数:4人〜
対象:満18歳以上65歳以下の心身ともに健康な方で下記概要に記載される条件を満たした方
Knot Academy 2
トレーニングの概要
本コースでは、基本的なロープワークを習得します。理論・構造・用途を吟味したロープの結び方と複数の滑車を組み合わせた倍力システムを学べるコースです。
Knot Academy 1では触れなかったより深い技術を取得できます。

受講条件
普通に活動が出来る方が対象で、下記のいずれかを受講及びその資格有効期間内の条件を満たしている事が必要です。
資格を有していても技術用件を満たす事ができない方には、事前にワークショップを受講頂く場合があります。
  • Onsight System Inc. TWAH-T
    Knot Academy 1 又は CoreTechnic を受講し受講後2年以内
    ※必要資格と同時に受講頂く事も可能です。
  • Ropes that RESCUE 様
    いずれかの Workshop (受講後3年以内)
  • その他、上記資格と同等かそれ以上と認められるもの (弊社判断となります)
Knot Academy 2の詳しい情報を見る
TWAH-T Vertical Rope Access Level1 (RA1)
所要時間:2日 / 1クラス最大:12人 / 開講可能人数:4人〜
対象:満18歳以上65歳以下の心身ともに健康な方で下記概要に記載される条件を満たした方
Vertical Rope Access Level1
トレーニングの概要
本コースは、様々な地物(固定物)にアンカーをとり作業用ロープを設置し、そのロープを使用して「昇降・移動・簡易救助」スキルを身に着けることができるエキスパート向けの技術を提供するカテゴリです。

受講条件
高所での作業経験が2年以上あり、普通に活動が出来る方が対象で、下記のいずれかを受講及びその資格有効期間内の条件を満たしている事が必要です。
資格を有していても技術用件を満たす事ができない方には、事前にワークショップを受講頂く場合があります。
  • Onsight System Inc. TWAH-T
    CoreTechnic (旧:Technician1) を受講し受講後2年以内
    ※必要資格と同時に受講頂く事も可能です。
  • Ropes that RESCUE 様
    いずれかの Workshop を受講し(受講後3年以内)、かつ MFA BasicPlus 又はそれに準じた応急手当訓練を受講(受講後2年以内)
  • その他、上記資格と同等かそれ以上と認められるもの (弊社判断となります)
Vertical Rope Access Level1の詳しい情報を見る
TWAH-T Vertical Rope Access Level2 (RA2)
所要時間:2日 / 1クラス最大:12人 / 開講可能人数:4人〜
対象:満18歳以上65歳以下の心身ともに健康な方で下記概要に記載される条件を満たした方
Vertical Rope Access Level1
トレーニングの概要
本コースは、Vertical Rope Access Level1に加え、より高度な救助スキルを身に着けることができるエキスパート向けの技術を提供するカテゴリです。

受講条件
高所での作業経験が2年以上あり、普通に活動が出来る方が対象で、下記のいずれかを受講及びその資格有効期間内の条件を満たしている事が必要です。
  • Onsight System Inc. TWAH-T
    Vertical Rope Access Level1Knot Academy 2 の全てを受講し受講後2年以内
    ※必要資格と同時に受講頂く事も可能です。
  • Ropes that RESCUE 様
    いずれかの Workshop を受講し(受講後3年以内)、かつ MFA BasicPlus 又はそれに準じた応急手当訓練を受講(受講後2年以内)
  • その他、上記資格と同等かそれ以上と認められるもの (弊社判断となります)
Vertical Rope Access Level2の詳しい情報を見る
TWAH-T Frame Work (FW)
所要時間:2日 / 1クラス最大:12人 / 開講可能人数:4人〜
対象:満18歳以上65歳以下の心身ともに健康な方で下記概要に記載される条件を満たした方
Frame Work
トレーニングの概要
本コースは、救助用組立フレームを様々な課題で組立て、活用方法を学ぶコースです。被災者の救助は元より、特殊な環境での資材搬入方法にも展開可能なスキルです。
フレームを構築しロープの支点を躯体から張り出すことにより、建物壁面や構造物の垂直部の障害物と被災者や荷物を離すことで安全かつ安心な作業を行えます。

受講条件
鉄塔や建築構造物等の高所での作業経験が2年以上あり、普通に活動が出来る方が対象で、下記のいずれかを受講及びその資格有効期間内の条件を満たしている事が必要です。
  • Onsight System Inc. TWAH-T
    Core Technic (旧Technician1)Knot Academy 2 の全てを受講し受講後2年以内
    ※必要資格と同時に受講頂く事も可能です。
  • Ropes that RESCUE 様
    いずれかの Workshop を受講し(受講後3年以内)、かつ MFA BasicPlus 又はそれに準じた応急手当訓練を受講(受講後2年以内)
  • その他、上記資格と同等かそれ以上と認められるもの (弊社判断となります)
Frame Work の詳しい情報を見る
TWAH-T Tower & Structure (TWSW)
所要時間:3日 / 1クラス最大:12人 / 開講可能人数:4人〜
対象:満18歳以上65歳以下の心身ともに健康な方で下記概要に記載される条件を満たした方
Tower & Structure
トレーニングの概要
本コースは、エキスパート向けの鉄塔やスタジアムのキャットウォークなどの特殊な高所作業環境下でのレスキュー技術を提供するカテゴリです。
手摺や作業床などが設置されていない鉄塔や構造物において、墜落事故が起きない対策が施せ、高度なロープワークにより、荷の搬入出や被災者の救助などに展開可能なレスキュースキルを習得します。

受講条件
鉄塔や建築構造物等の高所での作業経験が2年以上あり、普通に活動が出来る方が対象で、下記のいずれかを受講及びその資格有効期間内の条件を満たしている事が必要です。
Tower&Structure の詳しい情報を見る
TWAH-T 法人様向け独自コンサルティングコース
所要時間:1日〜
対象:法人における管理者様及び社員様
Vertical Rope Access Level1
トレーニングの概要
本コースでは、企業様の要望する知識や技術を検証し、独自の高所作業ルールやトレーニング制定をご支援致します。
法人様内での安全帯からフルボディーハーネス(ワークポジショニング)への移行や、日ごろの安全管理・措置の強化などをコンサルティングさせて頂きます。
法人様向け独自コンサルティングコースの詳しい情報を見る

ライセンスの認定と再認定について

ライセンス有効期間
TWAH-T ライセンスの認定有効期間は2年間です。

高所作業技術や救急救命の技術は日々進歩しております。当社が講習中にてご提供した技術もいずれは古い知識となるでしょう。
そのため日々進歩する技術に合わせて当社の提供するプログラムも常にバージョンアップをおこなってまいります。
日々進歩する技術は「より安全に」に繋がる大切なものなのです。
よって、当社のご提供する高所作業技術のトレーニングプログラムは認定の有効期間を 「 2年間 」 とさせて頂いております。
ライセンスの有効期限の失効はお客様の日常業務に支障をきたすものではないかもしれませんが、 「 より安全に 」 という観点からお考え頂くと、それが重要なことになるのではないかと考えております。
「 より安全に 」 を第一にお考え頂き、当社トレーニングプログラムの受講とそのライセンス認定の継続するための再受講やワークショップへのご参加等で、常に最新の高度かつ安全な高所作業技術を得て日々の業務のプラスアルファとして頂ければと願っております。
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